【忖度なし】ソーダストリームは本当にコスパが良いのか、現実的な条件で検証してみた。
こんにちは。しょーごです。
ソーダストリームのメーカーHPには500mlの炭酸水が約18円で作れるとされていますが本当にそこまでコスパ良いのでしょうか。
あまりにもコスパが良すぎて「本当かなぁ?」と少し疑ってしまう方もいらっしゃると思います。
何を隠そう私がそうでした。
ソーダストリーム気になっているんだけど…
本当にそこまでコストパフォーマンス良いのかな?
メーカー情報だけじゃなくて、実際に使っているユーザーの声がしりたい!
この記事では上記のような疑問を持つ方に対して実際に今までソーダストリームを複数台使用してきた筆者が、本当にソーダストリームのコストパフォーマンスが良いのかを検証しました。
結論としてソーダストリームはかなり高いコストパフォーマンスを実現してくれますが、今回はその根拠を示すためにイニシャルコストやランニングコストも含めて現実的な条件で検証を行いましたので、購入を検討されている方は是非参考にしてみてください。
目次
イニシャルコスト(初期費用)
ソーダストリーム本体
今回の記事ではコストパフォーマンスに焦点をあてているので、最もお買い得とされるスターターキットを前提に考えていこうと思います。
ソーダストリームのスターターキット「ジェネシスv2」は実勢価格が約1万円程度で販売されています。
なお、スターターセットには「本体」、「ガスシリンダー」、「ボトル」の各1点ずつの内容となってます。
新規購入用ガスシリンダー
使い始めるにはこちらのスターターキットのみで十分なのですが、ソーダストリームのガスシリンダーはガスを使い切った後、店頭もしくは通信販売にてガスシリンダーを交換する必要がある為、1本だけの運用だと交換の手間などの面から正直キツイです。
そのため多くの方はスターターキットに付属するガスシリンダーと別にもう1本新規でガスシリンダーを購入することになると思います。
ガスシリンダーは新規購入だと3,700円程度で販売されていますので、こちらも1本分をイニシャルコストとしてカウントします。
水
ソーダストリームの購入を検討される方は『コスト』か『手間』もしくは両方の観点から購入を考えていると思います。ここでは『コスト』は単純に値段、『手間』は購入の手間やペットボトル等のごみ処理の手間とします。
結論としてソーダストリームを導入してもミネラルウォーターを使用する場合は 『コスト』と『手間』 の問題を解決する十分な効果は得られません。(手間だけならウォーターサーバ等で解決できますが…)
今回は最大のコストパフォーマンスを得るために浄水器を使う前提で考えます。
評価の高い浄水器でもAmazonであれば実勢価格2,700円程度で購入ができますのでこちらもイニシャルコストとして計上します。
以上を踏まえ今回のイニシャルコスト合計は16,400円とします。
ランニングコスト(継続費用)
交換用ガスシリンダー
上記でも述べた通りソーダストリームの使用を継続するためにはガスシリンダーの交換が必須となります。
交換用ガスシリンダーは新規購入時よりも安い金額の1本2,160円で購入することが可能です。
★ガスシリンダー交換方法をまとめた記事はこちら☟★
ガスシリンダー1本で作れる炭酸水の量
ランニングコストの計算にあたってはソーダストリームのガスシリンダー1本で何リットルの炭酸水を作ることができるかを調べる必要があります。
メーカーHPではガスシリンダー1本でペットボトル120本分(500ml=60ℓ)の炭酸水が作れるとされていますが、結論から言うとまず難しいです。(超微炭酸ならできるかもしれませんが…)
今回は我が家にあるSpirit One Touchのモデルで検証します。
Spirit One Touchは自動でガスの注入が行われるモデルの為、手動モデルとは異なり1回あたりの注入量に差は生じません。
今回検証のためにまずはガス注入前のボトルの重さを計量します。
画像の通りガス注入前我が家のソーダストリームガスシリンダーは1,037gでした。こちらの重さには勿論ボトル本体の重さが含まれます。また、ガス自体は新品の段階で本体に記載がある通り410gの前提で考えます。
計量後、Spirit One Touchの炭酸少な目(炭酸弱め)ボタンで500mlの水を入れたボトルにガスを注入します。
上記で作った炭酸水は個人の感覚としては強炭酸とは言えないものの十分な強さでした。
そして肝心のガスを注入後のガスシリンダーの重さがこちらです。
結果は1,030gです。つまり1回あたり7gのガスを使用していることがわかりました。
以上を踏まえガスシリンダー1本(410g)で作れる炭酸水の量は約29ℓであることがわかりました。
『計算式:410(g)÷7(g)×500(ml)÷1,000(ℓ換算)=29.28ℓ』
以上のことから今回は29ℓごとに1回交換用ガスシリンダーの購入が必要として、ランニングコストの計算を行います。
コストパフォーマンスの計算
炭酸水1ℓあたりの値段比較
まずは単純に1本のガスシリンダーで作れる1ℓあたりの炭酸水の値段が以下になります。水は水道水を浄水したものを使用する前提としています。
炭酸水1ℓあたりの炭酸ガス代 | |
交換用ガスシリンダー | 2,160(円)÷29(ℓ)=約74円 |
新規ガスシリンダー(購入時の1回のみ) | 3,700(円)÷29(ℓ)=約127円 |
かなりコストパフォーマンスが高いと思われるネットの激安炭酸水が実勢価格1ℓ110円~120円程度で流通している事を踏まえると、交換用ガスシリンダー+浄水の組み合わせであれば7割弱ほど値段で炭酸水が飲める計算になります。
何年使うと結局得なのか
上記の内容だけでもソーダストリームのコストパフォーマンスが優れていることはわかりますが、中長期的に見るとよりわかりやすいです。
計算前提として毎日1ℓの炭酸水を飲む場合を想定し、年間消費量は365ℓと仮定します。
まず、1年目(ソーダストリームを購入した年)のみの比較がこちらです☟
初期費用 | ランニングコスト | 1ℓあたりの値段 | 1年目のコスト合計 | |
ペットボトル | 0円 | 0円 | 110円 | 40,150円 ※110円×365(ℓ) |
ソーダストリーム | 16,400円 | 2,160円×13(回)=28,080円 ※365(ℓ)÷29(ℓ)≒13(回) | 74円 ※2,160円÷29(ℓ)≒74円 | 44,480円 ※16,400円+28,080円 |
新規購入ガスシリンダーは初期費用に含めてます。
1年目のコストは上記表の通りペットボトルのほうが4,330円お得な結果となりました。
やはり初期費用のインパクトが強いですね。
次に2年目以降の比較がこちらです。☟
初期費用 | ランニングコスト | 1ℓあたりの値段 | 2年目以降のコスト合計 | |
ペットボトル | 0円 | 0円 | 110円 | 40,150円 ※110円×365ℓ |
ソーダストリーム | 0円 | 2,160円×13(回)=28,080円 ※365(ℓ)÷29(ℓ)≒13(回) | 74円 ※2,160円÷29(ℓ)≒74円 | 28,080円 ※16,400円+28,080円 |
2年目以降になると一転、ペットボトルの場合と比較しソーダストリームのほうが年間12,070円も得する結果になります。
つまり1年目のソーダストリームの赤字である4,330円は1年半弱回収が完了し、それ以降は毎年約12,000円お得に炭酸ライフを送ることができる計算となります。
結論
ソーダストリームは導入当初はイニシャルコストの関係で一見割高に見えますが、結論としてはペットボトルの炭酸水を購入し続けるよりもコストパフォーマンスに優れていることがわかりました。
今回はコストパフォーマンスを切り口としましたが『ペットボトルのゴミが少なくなる』、『飲みたいときにいつでも炭酸を作って飲める』といった要素もソーダストリームの強みですので炭酸をよく飲まれる方は早く導入するほど得するかもしれませんね。
この記事が皆様のお役に立てば幸いです。