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Anker MagGo 2-in-1 Standレビュー|1年使った本音とデメリット

しょーご

結論から言うと、Anker MagGo Wireless Charger(2-in-1, Stand)は、会社の2段階認証を毎日のように承認している在宅ワーカーなら、買って損はないスタンドです。

1年3か月、モニターの下に置きっぱなしで使ってきた筆者の実感としては、これは「充電器」というより「在宅ワークの認証スタンド」。iPhoneを持ち上げずに承認が終わるのが、地味に、でも確実に効いてきます。

ただし、マグネットが強すぎてケース背面のプリントは擦れます。お気に入りのケースを長く使いたい人は、ここだけは覚悟しておいてください。

「MagSafeのスタンドって、結局ただの充電器じゃないの?」

「ケースを付けたままで大丈夫?マグネットの強さはどうなの?」

「1年以上使ったらボロボロになったりしない?」

こういった疑問に、在宅勤務の平日は1日8時間以上、休日もデスクに向かう日は2時間ほど、このスタンドにiPhoneを置きっぱなしにしている筆者が、1年3か月の使用感と経年の写真つきでお答えしていきます。

この記事を読むとわかること

  • A2544が「2段階認証スタンド」として便利な理由と、具体的な置き方
  • マグネットの強さと、ケース背面が擦れるという正直なデメリット
  • AirPods Proをケースごと充電できるか
  • 電源アダプタは何Wが必要か(別売り)
  • 1年3か月使った充電面・ケースの経年変化
  • 向いている人・向いていない人

目次

【結論】Anker MagGo 2-in-1 Standは買い?向いている人・向いていない人

先に結論をまとめておきます。

◎ 向いている人
・会社の2段階認証(スマホでの承認)を1日に何度も求められる在宅ワーカー
・iPhoneとAirPodsの充電場所をデスクの上で1か所にまとめたい人
・Slackなどの通知を、スマホを手に取らずに視界の端で確認したい人

△ 向いていない人
・お気に入りのスマホケースを、きれいなまま長く使いたい人
・充電器を壁にピタッと寄せて置きたい人(ケーブルが背面から出るため)
・30W以上のUSB-C電源アダプタを持っておらず、追加出費を避けたい人

「スマホを持ち上げる」という1回数秒の動作でも、1日に何度も繰り返すと作業のリズムが途切れます。そのムダを消してくれるのがこのスタンドの一番の価値で、充電はむしろ「気づいたら常に満タンになっている」くらいの感覚です。

Anker MagGo Wireless Charger(2-in-1, Stand)A2544のスペック

Anker MagGo Wireless Charger(2-in-1, Stand)
型番:A2544(ブラック:A2544N11/ホワイト:A2544N21)
規格:Qi2対応(マグネット式ワイヤレス充電)
出力:iPhone最大15W/イヤホン最大5W(合計最大20W)
入力:9V⎓3A/12V⎓2.5A/15V⎓2A
角度調整:垂直方向に50°〜70°
サイズ:約150×100×100mm
重さ:約258g
付属品:USB-C & USB-Cケーブル(1.5m)
電源アダプタ:別売り(30W以上の充電器を推奨)
発売:2024年9月
公式ストア価格:6,990円(税込・2026年10月時点)
※実売価格はセールなどで変動するので、購入前にリンク先で最新価格を確認してください

筆者が使っているのはブラックです。2025年6月14日にAmazonで5,990円で購入して、執筆時点で約1年3か月使っています。今の公式価格より1,000円安く買えていたので、価格は時期やセールでそこそこ動く製品だと思います。気になる人は購入前に価格をチェックしてみてください。

参考までに底面

iPhone 14 Proでも15Wで充電できる?

できます。AppleはiOS 17.2で、iPhone 13・iPhone 14シリーズにQi2充電器への対応を追加しています(Ankerの商品ページでは「iOS 17.4以降にアップデートしたiPhone 12以降」が最大15Wの対象と案内されています)。iOSを最新にしていれば、筆者のiPhone 14 Proも最大15Wの対象です。

ただし、最大15Wを出すには30W以上(またはUSB PD対応)の電源アダプタを使うことが条件になっています。ここは後半の「電源アダプタ」の章で詳しく書きます。

兄弟機との違いは?Stand・Dock Stand・3-in-1の選び分け

AnkerのMagGoシリーズには、似た名前のスタンドがいくつかあります。ざっくり言うと「何台充電したいか」で選べばOKです。

MagGo Wireless Charger(Stand)
iPhone 1台だけ充電するシンプルなスタンド。イヤホン用の台座はなし。
→ AirPodsは別で充電する人向け

MagGo Wireless Charger(2-in-1, Stand)※本記事のA2544
iPhone+イヤホンの2台。土台がそのままイヤホン置き場になる形。
→ iPhoneとAirPodsをまとめたい人向け

MagGo Wireless Charger(2-in-1, Dock Stand)
同じ2台充電で、背面側にイヤホン置き場があるタワー型。
→ 機能は近いので、見た目と置き場所の好みで選ぶ

MagGo Wireless Charging Station(3-in-1 Stand)など
iPhone+AirPods+Apple Watchの3台。価格は1万円超えが中心。
→ Apple Watchも使っている人向け

なお、Ankerからは最大25W(Qi2.2)に対応した新しい充電台も出ていますが、25Wの恩恵を受けられるのはiPhone 16以降などの新しい機種です。iPhone 14 Proのように15Wが上限の機種なら、A2544で十分だと筆者は考えています。

モニター下に置くと、2段階認証がiPhoneを持ち上げずに終わる

ここが定位置

ここがこの記事で一番伝えたいところです。

筆者の会社では、業務アプリにログインするたびに、登録しているiPhone 14 Proに2段階認証の承認通知が届き、顔認証で承認する必要があります。セキュリティが結構固めな会社なので、朝イチのログインに加えて、別の業務アプリを開いたタイミングなどでも求められ、多い日だと1日20回ほど承認しています。

以前は、そのたびにデスクの上のiPhoneを手に取って、顔に向けて、承認して、また置く…という流れでした。1回数秒とはいえ、1日20回となると話は別です。そのたびにキーボードから手を離して作業が途切れるのが、地味に、でも確実にストレスだったんです。

このスタンドに置くようになってから、この「持ち上げる」動作が丸ごとなくなりました。

顔の方を向けて置いてます。

置き場所は「正面モニターの下・右手側」

筆者は、正面のLGのウルトラワイドモニターの下、右手側にこのスタンドを置いています(モニターについてはLG 34WQ75C-Bのレビューで詳しく書いています)。

この位置にiPhoneを縦向きで貼り付けておくと、インカメラがちょうど自分の顔を向いた角度になるんです。モニターを見ている姿勢のまま、iPhoneが顔を「見てくれている」状態になります。

スタンドは垂直方向に50°〜70°の範囲で角度を変えられますが、筆者の環境では角度に不満を感じたことは1年3か月で一度もないです。

承認は「通知→タップ→顔認証」で終わる

実際の流れはこんな感じです。

  1. 業務アプリにログインすると、iPhoneに承認通知が届く
  2. スタンドに立てたままのiPhoneの画面を、指でピッと押す
  3. インカメラが顔を向いているので、そのまま顔認証が通って承認完了

iPhoneを持ち上げる・顔に向ける・置き直す、の3つの動作が消えるので、キーボードから手を離している時間はほぼ一瞬です。正直、これに慣れると、デスクに寝かせて置いていた頃には戻れません。

置きっぱなし=承認したいときに電池が切れていない

もう1つ地味にありがたいのが、常に充電されていることです。

2段階認証の承認端末って、電池が切れていると業務アプリにログインできないので、ある意味「仕事の鍵」なんですよね。スタンドに貼り付けておくだけで充電されるので、充電を意識すること自体がなくなりました。承認したいときに電池が切れている、ということがないのは、在宅ワークではなかなかに大きいです。

Web会議のカメラには映らない。通知確認にも使える

Web会議には、モニターの前に置いた会社支給のノートPCのカメラで参加しています。スタンドに立てたiPhoneは、そのカメラのアングルに入らない位置なので、会議中に映り込む心配はありません。

あと、立てておくとSlackなどの通知も視界の端で確認できます。わざわざiPhoneを手に取らなくても「今のは急ぎかどうか」が判断できるので、集中が切れにくくなりました(これも地味にありがたい)。

マグネットは強い?ケース越しでもガッチリ。ただし強すぎてプリントが擦れる

マグネットの強さは、良い点と悪い点が表裏一体なので、同じ章で正直に書きます。

良い点:CASETiFYのケース越しでも「カチッ」と吸い付く

安定感抜群

マグネットは非常に強いです。筆者はiPhone 14 ProにCASETiFYのケースを付けたまま使っていますが、近づけると「カチッ」と吸い付いて、ガッチリ保持されます。安定感は抜群です。

立てたまま画面をタップしてもズレたりしないので、前述の「立てたまま顔認証」が成立するのは、このマグネットの強さがあってこそだと思います。基本性能としては文句なしに高く評価できるポイントです。

なお、Ankerの案内では、MagSafe対応ケースを使うこと、厚さ2.5mm以上のケースや金属製のケースは外すことが条件になっています。ケースを付けたまま使いたい人は、手持ちのケースがMagSafe対応かどうかだけ確認しておくと安心です。

悪い点:ケース背面のプリントがかすれてくる

円形のカスレがはっきり

一方で、マグネットが強すぎるがゆえに、CASETiFYのケース背面のプリントが擦れてきました。毎日貼ったり外したりを繰り返すので、マグネットが当たる部分がこすれていく感じです。

Anker自身も「濃い色のケースは摩擦で本体に色移りする可能性がある」「革製ケースはマグネット部分に丸い跡が付くことがある」と注意書きを出しているので、ケースとの擦れはこの手の製品では避けにくい部分だと思います。

筆者はケースを定期的に買い替えるものと割り切っているので、正直気にしていません。ただ、気に入っているケースをきれいなまま長く使いたい人には、ここははっきりデメリットです。

AirPods Proはケースごと充電できる?柴犬型ケースでも問題なし

シリコンケースでも問題なし

2-in-1の下段(土台部分)では、AirPods Proを充電しています。iPhone 14 Proとほぼ同じ時期にコストコで買ったAirPods Proで、柴犬の形をしたケースを付けたまま置いています。

ケースを外さなくても問題なく充電できています。毎回ケースから出さなくていいのは、とにかくラクです。

ただ、ケースの厚みや素材によっては充電できないこともあり得るので、筆者の柴犬ケースで大丈夫だったからといって、すべてのケースでいけるとは言い切れません。そこはご了承ください。

iPhoneとAirPodsの充電場所が1か所にまとまるので、「あれ、AirPodsどこに置いたっけ」ということもなくなりました。

充電速度と発熱は?体感では気にならない

ここは体感ベースの話になるので、断言は避けます。

充電速度については、有線で充電するのと比べれば多少遅いのかもしれません。ただ、筆者は仕事中ずっと置きっぱなしなので、「遅い」と感じたことはありません。そもそも速さを測っていないので、何分で何%という話はできないです。

発熱についても、充電中にiPhoneが温かくなることはあります。ただ、これはワイヤレス充電なら充電器を問わず起きることなので、この製品特有の不満ではありません。Anker自身も「充電時に熱がこもることがあるが品質に問題はない」と案内しています。

「とにかく速く充電したい」という人には有線のほうが向いていると思いますが、「デスクに置いている間に勝手に充電されていればいい」という使い方なら、速度も発熱も気にならないはずです。

電源アダプタは別売り。何W必要?どこから給電する?

Ankerの推奨は「30W以上」

このスタンドには電源アダプタが付属していません。付いてくるのはUSB-Cケーブル(1.5m)だけです。

Ankerの商品ページでは、30W出力以上(またはUSB PD対応)のUSB急速充電器を使うことが案内されています。手持ちのアダプタの出力が足りないと、最大15Wで充電できなかったり、うまく充電が始まらなかったりする可能性があります。実際、レビューを見ていると「アダプタによっては充電ランプが点滅したまま充電されない」という声もちらほら見かけます。

筆者は家に余っていた30WのUSB-Cアダプタをそのまま使っています。たまたま推奨ギリギリの条件を満たしていたわけですが、1年3か月使ってきて、充電まわりで困ったことはありません。

逆に言うと、20Wクラスのアダプタだと推奨を満たさないので、筆者と同じように使えるとは限りません。これから買う人は、素直に30W以上のUSB-Cアダプタを用意するのが確実です。

手持ちがない人向けに、Ankerの30Wアダプタを貼っておきます(筆者はこのアダプタ自体は使っていません)。

筆者はデスク裏のケーブルトレーから給電

筆者の環境では、FLEXISPOT E7のウォールナット天板の裏に付けたケーブルトレーの中に、雷ガード付きの電源タップを入れていて、そこにアダプタを挿して給電しています。ケーブルはメッシュチューブでまとめているので、デスクの上がゴチャつくこともありません。

このあたりの配線の作り方は、昇降デスクの配線整理はこの4点で終わるの記事で詳しく書いています。

Anker Nano Charging Stationから取ってもいい

デスクの上にはAnker Nano Charging Stationも置いているので、そのUSB-Cポートから給電する手もあります。

ただ、このスタンドのほうが先に家に来ていて、余っていたアダプタで特に困っていないので、筆者はそのままにしています。充電ステーション系から取る場合は、ほかの機器と同時に使うと出力が分け合われるので、30W以上を確保できるかは挿す機器の数次第になる点だけ注意してください。

1年3か月使った経年変化は?充電面のスレ・ケース側の傷

当ブログでは、買ってすぐのレビューではなく、長く使ったあとの状態をお見せするようにしています。1年3か月使ったA2544の状態はこんな感じです。

充電面:汚れは少ないが、スレは一定出る

充電面(iPhoneを貼り付ける円形の部分)は、汚れはあまり付きませんが、スレは写真の通りしっかり出ています。毎日iPhoneを貼ったり外したりしているので、ここは避けられないと思います。

とはいえ、iPhoneを貼り付けている間は隠れる部分なので、筆者は気にしていません。

傷はスタンド側よりケース側に寄る

スタンド側も擦れて入るがケース側が目立つ

使っていて感じるのは、傷はスタンド側よりもスマホ(ケース)側に寄るということです。前述の通り、CASETiFYのケース背面のプリントは擦れてきていて、スタンド側にも多少のスレは入っている、というバランスです。

「スタンドが傷むのが心配」というより、「ケースが傷むのが心配」という視点で考えたほうが、実態に近いと思います。

マグネットの保持力は弱くなった?

結論から言うと、マグネットの保持力が落ちた感覚はまったくありません。1年3か月、毎日iPhoneを貼ったり外したりしてきましたが、今でも「カチッ」とガッチリ吸い付いて、安定感は購入当初のままです。

見た目のスレは出ても、肝心の基本性能はへたっていない。長く使う前提で選ぶなら、ここは安心材料だと思います。

めちゃくちゃガッチリつきます

Anker MagGo 2-in-1 Standのデメリットまとめ

ここまでに出てきたデメリットを、まとめて整理しておきます。

1. マグネットが強すぎて、ケース背面のプリントが擦れる

一番のデメリットはこれです。保持力が強いぶん、ケースとの擦れは避けられません。ケースを消耗品と割り切れるかどうかが分かれ目です。

2. 充電面にスレが出る

汚れは付きにくいものの、1年3か月で充電面にはスレがはっきり出ました。iPhoneを貼っている間は隠れるので、実用上の問題はありません。

3. ケーブルの取り回しがやや微妙。壁ピタ置きには不向き

USB-Cは円形の土台の裏側に挿す仕様です。そのため、壁にピタッと寄せて置きたい人は、ケーブルが干渉して寄せきれない可能性があります。筆者のようにデスクの上で使うぶんには実害はありません。

4. 電源アダプタが別売り

30W以上のUSB-Cアダプタを持っていない人は、追加で購入が必要です。本体価格にアダプタ代を足して考えておきましょう。

Anker MagGo 2-in-1 Standがおすすめな人・おすすめしない人

◎ 強くおすすめしたい人
・会社の2段階認証をスマホで承認している在宅ワーカー
・作業中にiPhoneを持ち上げる回数を減らしたい人
・iPhoneとAirPodsの充電場所をデスク上で1つにまとめたい人

△ 注意が必要な人
・お気に入りのケースを長くきれいに使いたい人(背面プリントが擦れます)
・壁にピタッと寄せて設置したい人(背面ケーブルが干渉します)
・とにかく充電速度を重視する人(有線のほうが向いています)

筆者のデスク環境全体については、在宅ワークのデスク環境で紹介しています。あわせてどうぞ。

総評:A2544は「充電器」ではなく「在宅ワークの認証スタンド」

1年3か月使ってみて、Anker MagGo Wireless Charger(2-in-1, Stand)の価値は、正直「充電できること」そのものではないと感じています。

モニターの下に立てておくだけで、1日20回ほどある2段階認証の承認が、iPhoneを持ち上げずに終わる。通知も視界の端で確認できる。そして置きっぱなしなので、承認端末の電池が切れる心配がない。在宅ワークの作業動線から「スマホを持ち上げる」動作を消してくれるのが、このスタンドの本当の役割です。

一方で、マグネットが強いぶんケース背面のプリントは擦れますし、充電面にもスレは出ます(保持力そのものは1年3か月経っても落ちていません)。ケースを大事にしたい人や、壁にピタッと寄せて置きたい人は、そこを理解したうえで選んでください。

逆に言えば、「ケースはいずれ買い替えるもの」と割り切れて、毎日スマホで承認作業をしている人なら、数千円で毎日の小さなストレスがひとつ消える買い物だと思います。

この記事が皆様のお役に立てば幸いです。

ABOUT ME
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ITリーマン兼ブロガー
ガシェットと柴犬を愛するIT企業に勤めるサラリーマン。
実際に自分で使用したガシェットのレビューを中心にブログを書いています。
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